
高市「一強」政権は、「ルールの徹底」、「違法行為の取締り」を軸にした外国人政策をあげ、排外主義をことさらにあおっています。
その契機のひとつとして、クルド人に対するヘイトスピーチ・デモ攻撃があります。
また、「日本人ファースト」など外国人排斥を掲げた参政党が、国政政党として踊り出ています。
このような状況は、すでにフランスやヨーロッパ各地において浸透していました。移民や難民排斥を掲げる極右政党は躍進し、イタリア、ハンガリーでは政権を奪取しています。
日本において、私たちは排外主義とどう対決しなければならないのか。今回はフランスにおける極右の状況を、パリ第8大学留学生である森野咲さんに語っていただきます。また、フランス思想・現代史を専門とする鵜飼哲さんにコーディネートしていただきます。
皆さまのご参加をお待ちしております。
開催日時:4月26日(日)午後6時~
講師:森野咲さん(フランスからオンライン参加)
コーディネーター:鵜飼哲さん
場所:文京区民センター 3-C 会議室
資料代:1,000円


埼玉県鶴ケ島市議会では、「外国人差別反対」を発信した福島恵美さんに市議の肩書を
使った発信の「自粛」を求める決議を賛成多数で可決した(8月4日)。
この前代未聞の不当決議は9月定例市議会でも未だに撤回されていない。
地方自治体―議会でヘイトの嵐がジワジワと拡がっている。
同時に、選挙運動がレイシストたちの差別煽動の場になっている。
それは国政における極右政党の伸長を下支えするものだ。
今、何が起きているのか?
この状況を見据え、反撃の闘いをつくりだすための提起と論議の場に
多くの参集を!
開催日時:11月30日(日)14時~
講師:瀧大知さん
場所:南部労政会館 第6会議室
資料代:700円

レイシズムは世界を覆う⁉ 今こそ<抵抗の流儀>を問う
対論 平井玄×森元斎
全世界が邪悪なる者たちによって覆われつつある今、私たちはドイツに注目する。
極右AfDの伸長、移民-クルド人排斥と対抗運動、ロジャヴァ革命の蠢動、左派の再編…。
森さんが見てきたドイツの状況とは? それらは川口・蕨をめぐる状況に繋がる。
問われているのは、変動する情勢を読み解きながら、
低迷する運動状況に一石を投じ、風穴を開ける
新たなる「抵抗の流儀」を創りだすことだ。
気鋭の論客二人の対論・提起を受けて、活発な論議を巻き起こしたい。多くの参集を!
日時:2025年4月20日(日)14時~(13時半開場)
場所:品川区中小企業センター 2階大講習室(品川区西品川1-28-3)
資料代:700円 【交流会】終了後は同じ会場で交流会を予定しております。なお、交流会は別料金になります。
主催:差別・排外主義に反対する連絡会
【この集会の報告】
「レイシズムは世界を覆う⁉ 今こそ<抵抗の流儀>を問う」と題し、平井玄氏と森元斎氏の「対論」が行われた。(品川区中小企業センター参加者は55名)。「対論」という言い方は、1970年代の初め頃、作家の野坂昭如と五木寛之による対談本が『対論』と付けられたことから。対談、対話、論争の要素をミックスしたような意味合いだったようだ。要は、予定調和的な慣れあいや意見交換ではなく、踏み込んだ論議で違いやことの本質を明らかにしていこう、との目論みである。
平井玄(ひらい・げん)氏(1952年生)は、評論から社会運動まで、幅広い分野をシャープな切り口で執筆・発言・行動してきた。森元斎(もり・もとなお)氏(1983年生)は、哲学・思想史、とりわけアナキズム研究で注目されている。今回は、森氏が何度も行き来しているドイツにおけるクルド人の現状からロジャヴァ革命の意義と現状を押さえ、極右が伸長するドイツから、左翼の変容、日本の運動・左派の思想状況の洞察まで、我々にとっての国境を越えた連帯=国際主義の課題と可能性について議論を深める、そんなイメージで「対論」が設定された。
ロジャヴァ革命とは、シリア北部のロジャヴァと呼ばれる地域で起こったクルド人主導の武装・軍事を伴う政治的変革である。森氏は、「ハンブルグでの左派のたまり場」など、ドイツで撮ってきたスライド上映を交え、現在の左派がロジャヴァとどのようにつながっているのかを解説。平井氏は森氏の提起を受けて、「地球儀をひっくり返すー地軸を逆転させる」という独自の視点で、ドイツのクルド人たちやロジャヴァの位置、さらには日本の川口・蕨で今、起きている事態にどのように通底しているのか、そこから我々のあり様を考え直そうと提起された。
もう一つの視点は、森氏から現在ヨーロッパを席巻している(右でも左でもない)「極・中道」(エキストリーム・センター)の実態と問題について。左派の側が十分な対抗軸足りえていない現状を、日本にも引き付けて提起。平井氏は、総選挙でも伸びたドイツ左翼の新党ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟BSWを取り上げる。BSWは、労働や階級に重心を置く一方で、移民の限定的制限を要求するという保守的側面を持っている。それは左翼からの「解」に成り得るのかと。
質疑では、シリアの変動のなかでアサドなきあとのロジャヴァはどうなるのか、ドイツにおけるクルド人の現状、ロジャヴァとの連帯のあり方について、日本における衰退する左派と右派の伸長についてどう見るのか、多くの質問、意見が出された。二人の提起から、これからの<抵抗の流儀>が見えてきたかといえば、そこはまだまだ、未消化のまま終わった印象だ。<対論>という試みも、各々の主張をかみ合わせて、中身を深めるところまでは行っていない、そんな現状が浮き彫りになるなど、いくつもの宿題が残った。
集会ではさらに、川口・蕨で活動を続けるクルドヘイト裁判を支援する会のメンバーから、クルドへのヘイト言動を辞めさせるべくヘイト団体「日の丸街宣倶楽部」を訴えた裁判への傍聴(第1回口頭弁論 4月23日 この日は支援する会の結成集会も)と支援が呼びかけられた。集会終了後は、同じ会場で、新しい参加者も交えて、二人の講師を囲んでの交流会も行われた。
